コードを書きたい

コードが書きたかった

オープンセミナー2020@広島に参加しました #OSH2020

2/8にサテライトキャンパスひろしまにて行われた「オープンセミナー2020@広島」に参加してきました。

 

オープンセミナーとは

オープンセミナーは2003年より中四国地域で開催されている IT技術者向けの非営利の無料セミナーです。 現在は香川県岡山県徳島県広島県愛媛県で開催されており、 企画と運営は各地域の技術系ユーザコミュニティのボランティアによって行われています。

 

オープンセミナー広島とは

広島では毎年2月ごろにオープンセミナーを開催をしています。 実行委員長を毎年交代をし、運営のノウハウを引き継ぎ、新たな実行委員会を毎年立ち上げています。 実行委員会では、ITコミュニティに積極的に参加シている人や、コミュニティを立ち上げている人たちが主となっています。 そのため、コミュニティの年に一度のお祭りのようなものとなっています。

osh-web.github.io

 

今年のテーマ

 今年のテーマは「エンジニアライフ Hacks」で、エンジニアとして常に進化し、成長を続けている個人やチームは、どのようにそれを成し遂げているのかという観点にしたがってセッションが繰り広げられました。

 

僕はまだ学生なのですが、このテーマのもとで、これからエンジニアとして活躍していくためにどのようなことが必要なのか知りたいと思い参加することにしました。

 

聞いたセッションの内容・感想など

聞いたセッションはたくさんありましたが、ここでは特に印象に残ったセッションの内容・感想などを書いていこうと思います。

 

エンジニアであり続けるために- アジャイル時代の「個」と「チーム」 -

 

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この発表の中ではエンジニアを続けていくためにはチームで価値を出すことを中心に考え、お話をされておられました。

個人のスキルアップとチームで価値を出すことによって、事業貢献できるチームであればエンジニアを続けることができるんじゃないかという仮説を唱えられました。

では、どうやって事業貢献できるチームであり続けるかということですが、チームでできることを増やすこと、チームの認知を高める活動をすること、チームで複業をすることなどを挙げられました。

また、エンジニアは問題解決のプロとして難しい問題にどう立ち向かうのかということですが、難しい問題に立ち向かうとき、問題の解釈を変えてみること、前提を変えてみること、経験学習をすることを発表者はされておられるようです。そしてなにより、問題解決を楽しむことが大事だとおっしゃられました。

 

好きだから続ける ~ プログラミングを一生の仕事に

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納品のない受託開発をされておられる方で、納品のない開発は必要な機能を必要な順番で毎週少しずつ開発し、仕様の変更や優先順位の変更が随時可能で、長期的に開発をすることが特徴的でした。

顧問として直接お客さんの相談にのったり、ソフトウェアエンジニアリングの全てに関わったり(ソフトウェアの企画、設計、コーディング、運用)、お客さんの抱える課題をソフトウェアで解決する仕事をされておられ、プログラミング力とコンサルティング力が求められるそうです。そういった仕事をする人のことを顧問プログラマと呼ぶらしいです。

顧問プログラマとして、必要なものを、動く形で少しずつ、メンテしやすく開発することを大切にしておられ、お客さんとの信頼関係を大事にしておられるようです。

プログラミングを一生の仕事にするために、問題解決を目的とすることや、自分の技術によって世のため人のためになるという考えを持ち続けることを大切にしておられるようです。

技術的なことはシンプルでわかりやすく、勉強をすることや新しい技術を取り入れること、そもそもから考えることを重要視しておられ、精神論的なこととして、人と人との繋がりを大切にしたり、モチベーションを高く維持したりすることも重要視されておられるようです。

 

35歳を超えた僕たちが、今と未来の技術と如何に向き合うか

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エンジニアとしての将来を語られておられました。個人的に一番面白かったセッションだったと思います。

エンジニアとしてだけではなく、なにごとにも言えると思うのですが、未来を想像するには、まず過去を振り返るといいということらしいです。

世界は常に進化していき、それに伴い技術もどんどん進化していきます。「技術の進化は『螺旋』である」という@t_wadaさんの言葉とともに語られておられました。

また、技術は進化する一方で変わらないものもあるようで、例えばUnixの哲学であったりとか、WEBとRESTであったりとか、RDBMSSQLなどがそれにあたります。

技術力とはなにかという話の中では、科学を活用して問題を解決する力とおっしゃられ、具体的にはソフトウェアを使って会社の、プロダクトの、チームの問題を解決していく力とされておられました。

地方だからできる成長戦略として、OSSへの開発・貢献であったり、ソフトウェアの知識の研鑽、自分の知識・経験のアウトプットを挙げられました。

まとめとして、年を重ねるごとに経験も増え、経験が増えることで見えるものも変わってくるということらしいです。技術の螺旋に終わりはないし、学びの螺旋はいつからでも始められるという言葉で締め括られました。

 

参加してみて

今回が初めての参加だったのですが、面白い話をたくさん聞くことができたなと思います。僕は就職は東京に行きたいと考えているのですが、案外広島も捨てたもんじゃないなと感じました。

僕が面白いなと思って読んでいた有名な技術書の著者など、なかなか会えることのない方とも会うことができましたし、とても素晴らしい勉強会だったと思います。

また来年も開催するらしいのでぜひ参加してみたいと思います。